マジパン・ローマッセ
マジパンとは、アーモンドと砂糖を原料とした、いわば日本で言うところのアーモンドの”餡(あん)”のようなもので、”マジパンローマッセ”と”マジパン”の2種に大別されています。
ドイツにおけるマジパンの定義は、マジパンローマッセは基本的に砂糖が1/3以下、2/3がアーモンドと水分で作られ、ケーキ生地の仕込みにアーモンドプードルや小麦粉の代わりに使われたり、フィリングに使用されます。
マジパンは、マジパンローマッセと砂糖の割合が1:1で、約3/4が砂糖、1/4がアーモンドと水分という配合のほか、マジパンローマッセを70%や90%配合したマジパンもあり、飾り(細工物)やカバーリング、食べるFIGURE(フィギュア)として果物などの形に成型され使用されています。
伝統の製法
リューベッカでは、1904年から100年以上変わらぬ一貫した製法で無添加・無着色のマジパンローマッセを製造しています。原料から石などの異物を特殊な機械を使って取り除いた後、98℃以上のお湯で蒸気加熱、冷水冷却の後にラバーベルトによって外皮が剥かれ、粉砕されたアーモンド・砂糖・転化糖を混ぜ合わせ、伝統的な“大型の銅鍋によるスティーム・ロースト製法”により、メイラード反応(褐色反応)でアーモンドのより高い風味を創り、リューベッカのマジパンローマッセは作られます。
現存するマジパン製造販売メーカーの中では、リューベッカが唯一、この伝統的製法で生産しています。熟練した職人によるこの製法によって、独特の風味を創り、賞味期間を長く保つ相乗効果を有するのです。銅鍋によるロースト加工の後、まだ熱いマジパンローマッセは無菌の空気で冷やされます。最後に、オートメーションによってビニールでパッキング、ダンボールに箱詰めされ、急速冷却室へ自動搬送されるのです。1996年には品質管理においてISO9001を取得しています。
メイラード反応(褐色反応) メイラード反応(Maillard reaction)とは、還元糖とアミノ化合物(アミノ酸、ペプチド及びたんぱく質)を過熱した時などに見られる、褐色物質(メラノイジン)を生み出す反応をいい、褐変反応(Browning reaction)とも呼ばれます。食品業界において、食品の加工や貯蔵の際に生じる、製品の着色、香気成分の生成、抗酸化成分の生成等に関わる反応であり、非常に重要とされています。メイラード反応に伴って、特有のアーモンドの香気も生じます。
製品詳細
マジパンローマッセ
マジパン・ローマッセ(地中海産アーモンド)
入目:1kg x 5
製品番号:031
マジパン・ローマッセ(アメリカ産アーモンド)
入目:1kg x 5
ピスタチオ・マジパン
入目:1kg x 5
ノアゼットマッセ・スペシャル
入目:1kg x 5
※現在庫が無くなり次第終売